同店が単なる「おしゃれなビストロ」で終わらず、リピート率の高さを維持し続けている核心は、妥協なき食材選びと調理技術に裏打ちされた「かしわビストロバンバン メニュー」の完成度にあります。その象徴が、滋賀県の豊かな自然環境で長期育成される希少地鶏「近江黒鶏」を用いた料理の数々です。
近江黒鶏は、一般的なブロイラーとは一線を画す豊かな歯ごたえと、噛み締めるほどに溢れ出す濃密なアミノ酸の旨味が特徴です。看板メニューである「地鶏のかしわ焼き」は、部位ごとの肉質を見極めた絶妙な火入れによって、外側は香ばしくパリッと、内側は驚くほどジューシーに仕上げられます。添えられた特製の薬味やタレが鶏本来の脂の甘みを引き立て、自然とワインが進む構成となっています。
そして、常連客のほぼ全員が「これを頼まなければバンバンに来た意味がない」と口を揃えるのが、「かしわビストロバンバン リゾット」です。地鶏のガラからじっくりと引いた極上の出汁をベースに、お米の一粒一粒に旨味を吸わせたリゾットは、チーズの濃厚なコクと鶏の力強い風味が完璧なハーモニーを奏でます。アルデンテに炊き上げられた心地よい食感は、お酒を飲んだ後の締めくくりとしても重すぎず、深い余韻を残します。
さらに、近年は吞めるピッツァや手打ち生パスタ、旬の契約野菜を使った前菜など、イタリアンの枠組みを自在に解釈した創作アラカルトが充実しており、何度訪れても新しい味覚の発見がある点が、食通たちを飽きさせません。