丹精込めて育てたさつまいもを最高の状態で味わうには、引き抜くタイミングと収穫後の処理が味を決定づけます。さつまいも袋栽培の収穫時期と目安は、植え付けを行った日から起算しておよそ110日〜130日後(10月中旬〜11月上旬)です。外見上のサインとしては、下葉が徐々に黄色く色づき始めた頃が最適なタイミングとなります。
収穫作業は、土がしっかり乾燥している晴天の日を選んで行います。雨直後の湿った状態で掘り上げると、芋の表面が傷つきやすく腐敗の原因になります。袋の側面にハサミを入れて裂くように開封すれば、芋を傷つけることなく安全に取り出すことが可能です。
収穫直後のさつまいもはデンプンが糖化しておらず、甘味が強くありません。表面の土を軽く払い落とした後(水洗いは厳禁)、新聞紙に1本ずつ包んで風通しの良い日陰(13℃〜15℃前後の室内)で2週間〜4週間ほど寝かせる「追熟」を行ってください。この期間中に芋内部のアミラーゼという酵素がデンプンを麦芽糖へと分解し、驚くほど濃厚な甘さとねっとりした食感へと変化します。