三島由紀夫はゲイだったのか?禁色と証言で迫る文豪の禁断実像

三島由紀夫はゲイだったのか?禁色と証言で迫る文豪の禁断実像

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三島由紀夫の本質は同性愛者だったのか。結論から言えば、彼の性的欲望が男性に向いていたことは、現在では文学史上の確固たる事実として共有されている。その決定打となったのが、わずか24歳で書き下ろした不朽の名作『仮面の告白』だ。

聖セバスチャンの殉教画に激しい性衝動を覚える少年の告白。汗の匂い、たくましい筋肉、流血へのフェティシズム。自伝的小説の形式を借りて自己のセクシャリティを白日の下に晒したこの作品は、日本近代文学に衝撃を与えた。世間はそれを「純文学の技巧」として消費したが、三島本人は後年、あれは剥き出しの真実だったと漏らしている。

後年に発見された未公開書簡や親しい知人への告白でも、女性に対する肉体的な不能感と、男性の肉体への渇望が痛切に綴られていた。彼は同性愛者としての自己を直視しながら、同時に社会的体裁を守るため「仮面」を被り続けた。その引き裂かれた魂の摩擦から、あの絢爛豪華な文体が生まれたのだ。

中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。