『ハリー・ポッターと秘密の部屋』において、ドビーはハリーにとって一見すると「ただの厄介者」として現れます。ホグワーツに戻らせないためにハリー宛ての手紙をすべて差し押さえ、キングス・クロス駅の9と3/4番線の通路を封鎖し、さらにはクィディッチの試合中にブラッジャーを暴走させてハリーの腕を骨折させました。
一連の行動の裏には、当時ドビーが仕えていたドビーとマルフォイ家の関係がありました。当時の主人であるルシウス・マルフォイが、かつてヴォルデモート卿が残した「トム・リドルの日記」をホグワーツ内に持ち込み、「秘密の部屋」を開かせようとしている凶悪な計画をドビーは事前に察知していたのです。
「このまま学校へ行けば、ハリー・ポッターは確実に命を落とす」。そう確信したドビーは、たとえハリーに大怪我をさせてでもホグワーツ行きを阻止し、現世に留まらせようと必死でした。常軌を逸した妨害工作は、不器用極まりない命がけの防衛手段だったと言えます。