芸能界から距離を置いた若槻千夏さんが次に向かったのは、自身が10代の頃から情熱を注いできたファッションの世界でした。彼女は単身アメリカ・ロサンゼルスへ渡り、英語も不慣れな状態から古着の買い付けバイヤー修業をスタートさせます。
現地で砂埃にまみれながら何千着もの古着を選定し、仕入れルートを一から開拓。その本気の姿勢が実を結び、2009年に自身がプロデュースするアパレルブランド「w♥c(ダブルシー)」の立ち上げを発表します。オリジナルキャラクター「クマタン」は若者を中心に爆発的なブームを巻き起こし、SHIBUYA109にオープンした店舗にはオープン初日に数千人の行列ができる社会現象となりました。
名ばかりのタレントプロデュースではなく、企画からデザイン、店頭レイアウト、在庫管理に至るまで自ら現場の陣頭指揮を執る徹底ぶりでした。その後、ブランドが巨大化する中で自らのものづくりへのこだわりを貫くため、2013年に「w♥c」のクリエイティブアドバイザーを退任。自身の新会社を設立し、キャラクタービジネスや新ブランド「WCJ」の展開へと駒を進めていきます。