トド松を語る上で絶対に外せないのが、第1期第7話「トド松と5人の悪魔」で披露された「トッティ」の怪演です。オシャレなカフェ「スタバァ」でアルバイトを始め、リア充への階段を登ろうとしていたトド松の前に、みすぼらしい姿の兄たちが現れた瞬間、彼が見せた鬼気迫る狂気の表情と濁声はアニメ史に残る名シーンとなりました。
トド松が「ドライモンスター」と称される決定的な理由は、自分のプライドや保身のためなら肉親である兄たちを躊躇なく「垢の他人」として切り捨てる冷徹さにあります。入野自由は、可愛らしい表の顔と、底知れないドス黒い本音の落差を凄まじいテンションで熱演。台本以上のエナジーを注ぎ込んだその絶叫と顔芸のシンクロ率は、視聴者のみならず共演者をも戦慄させ、トッティという強烈な愛称を決定づけました。