企業と家族が直接顔を合わせることには、双方にとって明確なメリットが存在する。保護者側にとっては「どんな職場で誰と働くのか」という不安が解消され、企業側にとっては家庭からのバックアップを得やすくなるという相乗効果が生まれる。労働環境の健全化を推進する厚生労働省の指針に沿った取り組みとして、企業のクリーンな職場環境を直接アピールする好機にもなるだろう。
一方で、デメリットや課題も存在する。過度な介入によって社員自身の自主性が損なわれるリスクや、家庭の事情で保護者が参加できない社員への心理的配慮など、細やかなケアが欠かせない。企業側は単なるイベントとして終わらせず、バランスの取れた運用を行うことが求められている。