ローズマリーと人類の関わりは驚くほど深い。17世紀イギリスの著名なハーブ療法家ニコラス・カルペパーは、その著作の中でローズマリーが脳と記憶力を活性化させる効能を称賛した。当時の修道院や薬草園において、この貴重な植物を絶やさず増殖させる手段こそが、まさに挿し木であった。
現代においても、英国王立園芸協会(RHS)はローズマリーの無性繁殖に関するガイドラインをアップデートし続けている。王立園芸協会が強調するのは、剪定ハサミの消毒徹底と、導管を潰さない鋭利な刃物の使用だ。歴史あるハーブ医学の経験則と現代植物学のデータが合流し、より確実性の高い増殖法として確立されている。