ろうあ者とは?ろう者・聴覚障害者との違いと差別用語の真相を徹底解説

ろうあ者とは?ろう者・聴覚障害者との違いと差別用語の真相を徹底解説

ろうあ者とは?ろう者・聴覚障害者との違いと差別用語の真相を徹底解説についての最新情報を徹底解説します。

聴覚障害と一口に言っても、聴力の残存度合いや発症時期によって直面する生活上の障壁や必要とする支援は全く異なります。身体障害者福祉法における聴覚障害の等級、および「ろう者」「難聴者」「中途失聴者」の具体的な特性を体系的に整理しました。

区分・呼称身体障害者手帳の基準(dB)主たる情報取得・対話手段編集部の見解・実態分析ろう者(重度)2級:両耳の聴力レベルが100dB以上(耳元での大声も聞こえない)日本手話、身振り、視覚情報(文字・チャット)第一言語が手話。音声言語の読み書き(日本語)は「第二言語」の習得に近い感覚を持つ層が多い。高度難聴者3級:両耳の聴力レベルが90dB以上
4級:両耳80dB以上、または片耳90dB以上かつ他耳70dB以上補聴器・人工内耳+筆談、要約筆記、日本語対応手話補聴器によりある程度音は入るが、騒音下での明瞭度が著しく落ちるため、視覚的補助が不可欠。中等度難聴者6級:両耳70dB以上、または片耳90dB以上かつ他耳50dB以上
※聴覚障害単独に5級は存在しない補聴機器の装用、口話(読唇)、文字表示「少し聞こえる」がゆえに周囲から健聴者扱いされ、精神的な疲弊や孤立を生みやすい境界線上の層。中途失聴者喪失度合いに応じて2級〜6級に該当要約筆記、筆談、音声認識アプリ(手話未習得が大半)思考の母語が音声日本語。手話を知らない状態で音を失うため、急激な社会的断絶に直面する。

厚生労働省の統計データによると、日本国内の聴覚・言語障害者数は推計でおよそ34万人(身体障害者手帳所持者ベース)ですが、手帳を取得していない軽度・中等度の加齢性難聴者を含めると、その潜在数は1,400万人を超えると試算されています。 数値から読み取れる決定的な事実は、「耳が不自由な人=全員が手話を使えるわけではない」という点です。手話を自在に操るろう者は聴覚障害者全体の一部であり、中途失聴者や難聴者の多くは手話が分からず、文字による支援(筆談や要約筆記)を頼りに生活しています。

清水 千尋
Author

清水 千尋

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。