『ROOKIES』の現場は、まさに「リアルな部活動」そのものだったと伝えられている。猛暑の炎天下、汗と泥にまみれながら行われた野球シーンの撮影は苛烈を極めた。主演の市原隼人をはじめ、二子玉川学園高校(ニコガク)野球部を演じたキャストたちは、カメラが回っていない時間でも互いに声を掛け合い、絆を深めていった。
佐藤健もまた、共演者たちからの刺激を全身で吸収していた。NGを出せば全員で悔しがり、素晴らしいプレーが決まれば本気で歓声を上げる。劇中で見せたチームワークは演技を超えた本物の友情から生まれたものだった。撮影の裏側で交わされた熱い議論や励まし合いが、若き日の彼の役者魂を揺さぶり、大きな刺激を与えたのは疑いようもない。