患者からよく寄せられる誤解として「VGの方がVよりも強烈なステロイドなのではないか」というものがある。皮膚科学の観点から見れば、これは完全な誤りだ。両剤に含まれるベタメタゾン吉草酸エステルの濃度は同じ0.12%であり、日本における5段階のステロイドランク分類では共に「Strong(強力)」に位置づけられる。
つまり、ステロイドそのものの抗炎症作用や強度に違いは存在しない。VGの「G」はゲンタマイシン(Gentamicin)の頭文字であり、ステロイドのパワーアップを意味するものではないのだ。炎症を抑えるスピードや強さ自体は同等であり、差があるのはあくまでも「細菌を叩く力の有無」のみである。