「リアル」の代償か、国家の標的か――舐達麻が突きつける日本のヒップホップと大麻取締法の歪み

「リアル」の代償か、国家の標的か――舐達麻が突きつける日本のヒップホップと大麻取締法の歪み

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今回の件が与えた経済的打撃も無視できない。近年、日本のヒップホップはアンダーグラウンドからオーバーグラウンドへと進出し、大手アパレルブランドとのコラボレーションや、地上波メディアへの露出も増えていた。しかし、この逮捕劇によって、多くの企業が即座に手を引く決断を下した。クリーンなイメージを求める商業主義と、ストリートの危険な魅力は、結局のところ相容れない水と油だったのだ。

イベントのキャンセルや音源の配信停止など、ビジネスとしての損失は計り知れない。インディーズで独自の経済圏を築いていた彼らであっても、現代のデジタルプラットフォームから排除されれば、その活動は著しく制限される。ストリートの美学を貫くことの代償は、あまりにも重い。

高橋 健太
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高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。