取材班は、都内および近郊の大型商業施設やサンリオショップ店頭でファンの生の声を集めました。現場で見えてきたのは、単なるブームを超えた熱狂と、購入者たちの切実な思いです。
都内アベイルの開店待ち列に並んでいた20代女性は、こう証言します。
「高校生のときに平成ギャルカルチャーにハマり、ずっと日焼けキティを探していました。前回のコラボは開店5分で棚が空になって買えなかったので、今日は朝8時から並びました。無事にマスコットチャームが買えて本当に泣きそうです」
また、池袋のサンリオ直営店を訪れていた30代女性は、親世代としてのノスタルジーを口にしました。
「自分が小学生の頃に持っていた日焼けキティが、今また新しいデザインで出ているのを見て鳥肌が立ちました。当時の自分を思い出すお守りのような存在です。でも、定価2,000円前後の日焼けキティキーホルダーの定価を知らない若い子が、フリマで6,000円も出して買っているのを見ると胸が痛みます」
オンラインコミュニティや知恵袋でも、「数店舗回ったが全滅だった」「次の日焼けキティぬいぐるみ予約はいつ始まるのか」といった書き込みが毎日のように投稿されています。この熱狂の裏で、ファンを困惑させているのが悪質な転売とコピー品の横行です。