2026年現在の進学データを見渡すと、附属生限定の学内選抜システムがより精緻化されている事実が浮き彫りになる。その中核をなすのが、高1から高3にかけて計4回実施される「基礎学力到達度テスト」だ。単なる一発勝負の受験ではなく、3年間の地道な積み重ねが数値化されるため、受験生の日常的な学習態度がそのまま合否を左右する仕組みとなっている。
日本大学への内部進学権利を獲得するための合格ライン、すなわちセレクションを通過するためのボーダーラインは、全体の標準化得点によって厳格に算出される。医学部や歯学部、薬学部といった超難関理系学部、さらには法学部や経済学部の人気学科を目指す場合、上位10%から15%以内の成績をキープし続けることが絶対条件だ。中位ゾーンであっても標準化得点の基準を満たせば希望学部への道が開けるが、人気の偏る学科ではコンマ数点の差が命運を分ける緊迫した争いが繰り広げられている。