長寿化に伴う最大の懸念材料の一つが「長生きリスク」、すなわち老後資金の枯渇である。医療技術の進歩で寿命が延びる一方、インフレや低金利環境が続く中で、自衛のための老後資金・資産形成はもはや不可欠な嗜みとなった。
NISAやiDeCoといった税制優遇制度の積極的な活用に加え、60代・70代以降も無理のない範囲で就労を継続する「生涯現役」のスタイルが定着しつつある。若年期・壮年期からの長期積立投資と、健康維持による医療費支出の抑制という「攻めと守り」の双方向アプローチこそが、揺るぎない老後の安心を構築する土台となる。