現代の旧財閥グループは、持株会社によるピラミッド支配ではなく、独立した上場企業同士が「社長会」を通じて情報交換や親睦を図るフラットな連合体です。その中枢を担っているのが、各グループの「御三家」と呼ばれる金融・商社・重工業/不動産企業です。
現在、日本を牽引する主要グループの中核企業一覧は以下の通りです。
【三菱グループ(金曜会)の主要企業】
中枢を担う「御三家」は、三菱UFJフィナンシャル・グループ(三菱UFJ銀行)、三菱商事、三菱重工業(不動産分野では三菱地所が強力な存在)。その他にも、キリンホールディングス、ENEOSホールディングス、AGC、三菱電機、東京海上日動火災保険、日本郵船など、各業界のリーディングカンパニーが名を連ねます。
【三井グループ(二木会)の主要企業】
中核は、三井住友フィナンシャルグループ(三井住友銀行)、三井物産、三井不動産の3社です。さらに、三井化学、三井住友海上火災保険、東レ、三越伊勢丹ホールディングス、日本製鋼所などが加盟し、トヨタ自動車とも歴史的・人的に極めて深いパイプを維持しています。
【住友グループ(白水会)の主要企業】
中核を担うのは、三井住友フィナンシャルグループ、住友商事、住友金属鉱山(不動産分野では住友不動産)。加えて、住友電気工業、住友化学、住友林業、NEC(日本電気)、住友生命保険、三井住友トラスト・ホールディングスなどが強力な結束を誇ります。
【旧安田グループ(芙蓉会)の主要企業】
金融に特化していた安田財閥の系譜は、富士銀行を母体とする芙蓉グループへと発展しました。みずほフィナンシャルグループ、丸紅、東京建物、SOMPOホールディングス、日立製作所、キヤノンなどが主要メンバーとして活動しています。