芝山千代田駅に関してネット上でしばしば議論されるのが、芝山鉄道延伸計画の現況と「Suicaが使えない」「関係者以外は降りられない」といった噂の真偽です。
まず誤解の是正として、芝山千代田駅は一般の旅行者・見学者が誰でも自由に乗り降りできる完全な一般開放駅です。成田空港の敷地境界に位置するため、かつては駅周辺で物々しい警察官の職務質問が行われていましたが、2015年の成田空港検問(ノンストップゲート化)廃止以降、駅周辺の通行規制は大幅に緩和されています。
次に延伸計画についてです。芝山鉄道は当初、芝山千代田駅からさらに南進し、山武郡横芝光町の横芝駅(JR総武本線)や九十九里海岸方面へと延伸する壮大な構想(約12km)が存在しました。沿線自治体や千葉県によって調査が行われたものの、想定される膨大な建設費用(数百億円規模)に対して採算が取れないと判断され、現在計画は事実上の凍結状態となっています。
しかし、成田空港が2029年3月末の完成を目指して推進している「空港機能強化プロジェクト」(第3滑走路の新設およびB滑走路の延伸)により、空港南部エリアの物流施設や関連事業所の集積が進んでいます。これにより、芝山千代田駅が果たす地域雇用の受け皿としての価値は、今後再評価される可能性を秘めています。