食だけでなく、それぞれの街が持つ独自のカルチャーや季節行事も大きな見どころです。
長崎新地中華街を中心に街全体が幻想的な光に包まれるのが、冬の風物詩「長崎ランタンフェスティバル」です。旧暦の春節を祝うこの祭典では、約1万5000個にも及ぶ中国ランタン(提灯)が灯り、極彩色のオブジェや皇帝パレードが街を彩ります。日本にいながら本場さながらの祝祭美を味わえる圧巻のイベントです。
横浜中華街では、商売繁盛の神様である関羽を祀った「横浜関帝廟」や、航海の安全を守る女神を祀る「横浜媽祖廟」といった華麗な寺院建築が見応え十分です。繊細な彫刻や金装飾が施された建物は撮影スポットとしても人気が高く、本格的な参拝体験やおみくじを引く観光客で賑わいます。
神戸南京町の中心に位置する「南京町広場」には、朱塗りのあづまや(東屋)が建ち、シンボルとして親しまれています。広場周辺には十二支像が並び、毎年春節や中秋節の時期には伝統芸能の獅子舞や龍舞が披露され、広場を埋め尽くす観客を沸かせています。