「通信制高校は誰でも受かる」という先入観を持つ人が少なくありません。しかし実態として、不合格通知を受け取る受験生は確実に存在します。なぜ落ちるのか、その背景にある選考の力学を解剖します。
前述の通り、入試において筆記試験による偏差値選考は行われません。合否を決定づけるのは書類審査と日本航空高校通信制入試面接です。面接官が確認しているのは、高度な学力ではなく「3年間で単位を取り切る意思があるか」「本校の教育理念に著しく反する素行がないか」「他者と協調してスクーリングに参加できるか」という最低限の適性と意欲です。
では、日本航空高校通信制落ちた理由として何が挙げられるのでしょうか。取材から浮かび上がった主な不合格要因は以下の3点に集約されます。
第一に、「面接時の明らかな意欲欠如や受動的態度」です。保護者だけが熱心に話し、本人が一切返答しなかったり、「親に行けと言われたから」と無気力な返答に終始したりする場合、単位取得が困難と判断されます。第二に、「定員枠の超過」です。特に人気が集中する都市部の提携キャンパスや特定の専門コースでは、募集枠が早期に埋まり、出願時期が遅れたことで不合格となる物理的な要因があります。そして第三に、「操縦や特定専攻における適性不一致」です。パイロット訓練を伴うコースでは、航空身体検査に準じた健康要件を満たせない場合、普通科コースへの変更を促されることがあります。
事前の学校説明会や個別相談に参加し、志望動機を簡潔に言葉にできるように準備していれば、過度に不合格を恐れる必要はありません。