道の駅の周辺は、単なる休憩地点にとどまらない深い歴史の交差点でもある。かつて海外との交易品や砂糖が運ばれた長崎街道シュガーロードの宿場町として栄えたこの地には、歴史的な人物たちの足跡が今も鮮明に残る。
鎌倉時代に中国からお茶の種を持ち帰り、日本の茶文化の礎を築いた栄西禅師ゆかりの地としても知られるほか、日本全国を測量して歩いた伊能忠敬もこの彼杵宿に滞在し、正確な地図を描き上げた記録が残っている。敷地内にある歴史民俗資料館や周辺の散策路を歩けば、往時の旅人たちが立ち寄り、お茶で喉を潤した時代へ思いを馳せることができる。