安野貴博氏の活動領域は極めて広い。リーガルテック分野で革新を起こしたMNTSQ株式会社の創業メンバーとしての顔、人工知能(AI)産業を牽引するトップエンジニアとしての顔、そして『サーキット・スイッチャー』などの話題作を生み出すSF文学の新星としての顔。多才すぎる夫のアイデアを最も近くで打ち返し、刺激を与え続けてきたのが里奈氏だ。
SF小説の執筆においても、彼女は最初の読者であり、最も厳しい批評家として作品の完成度を高めるサポートをしてきたという。テクノロジーが社会をどう変えるのか、人間はどう生きるべきかという根幹の問いを、二人は日常の会話の中で深め続けている。仕事上のパートナーであり、創作活動の伴走者でもある。その多面的な絆こそが、安野氏の多才なアウトプットを支える源泉に違いない。