梅の有効性については、学術的な研究も着実に進んでいる。和歌山県立医科大学の宇都宮洋才元講師らの研究をはじめ、梅に含まれる成分が血管の健康維持や微小循環の改善、微生物に対する抗菌作用を持つことが次々と明らかにされてきた。
一方で、厚生労働省や『熱中症診療ガイドライン』を発行する日本救急医学会も、予防における適切な水分・塩分補給の重要性を強く啓発している。重度の熱中症や高熱に対して梅干し単体で医療的治療の代わりになるわけではないが、初期段階の水分維持や日常の予防行動として、専門家の間でもその補完的価値は高く評価されている。