原作者である漫画家・尼子騒兵衛氏が描く原作漫画『落第忍者乱太郎』には、時代考証に裏打ちされた緻密な設定と、個性的すぎるキャラクターたちが溢れている。小松田秀作もまた、一見するとおっちょこちょいな青年だが、実はヘマをしつつも重大な秘密を漏らさないという不思議な強さを持っている。
この魅力を映像として昇華させているのが、アニメーション制作を手掛け続ける「亜細亜堂」だ。亜細亜堂のスタッフたちは、小松田のコミカルな動きや豊かな表情の変化を丁寧に描き出し、山崎たくみ氏の軽妙なボイスと見事にシンクロさせている。作画とアフレコの双方が噛み合うことで、数十年にわたり色褪せない名シーンの数々が生まれてきた。