今回の巨大プロジェクトの原作・原案として名前が挙がっているのが、日本を代表するヒットメーカー・東野圭吾氏だ。同氏の代表作であり、加賀恭一郎が人間模様を鋭く紐解いていった『新参者』シリーズは、人形町を舞台に警察ドラマの枠を超えた社会派コメディと人間ドラマの金字塔を打ち立てた。
制作関係者が声を潜めて明かす。「今回の新作は、単なる地方ロケの延長ではない。東野ミステリーの真骨頂である『人間心理の悲哀』と『重厚なミステリー・サスペンス』の仕掛けが、東京・人形町の歴史ある路地裏と、大阪・梅田の迷宮のような地下街という対比によって過去最大規模で描かれる」。まさに『新参者』の血脈を感じさせつつも、より広域でスケールアップした叙事詩が構築されつつある。