タイミング法や人工授精、体外受精などの不妊治療を行っている場合、排卵障害の改善や黄体機能の補強のために「hCG注射」を投与することがあります。この投与された製剤自体が検査薬に反応し、妊娠していなくても陽性を示す「偽陽性」の原因となります。
注射の投与量にもよりますが、体内に残存したhCGが完全に代謝・排出されるまでには概ね7日から10日ほどかかります。注射直後にフライング検査を行うと陽性と出ますが、日の経過とともに薬剤が抜けていくため、数日後には陰性へと戻っていきます。これは体内でのホルモン自給ではなく、投与された製剤の消退を見ているに過ぎません。