医療と生活をつなぐマタニティ・ウィメンズヘルスケアの現場では、解剖学的知見に基づいたポジショニング技術が提案されている。シムス位を真に快適なものへと昇華させる鍵は、クッションや抱き枕の立体的な配置にある。
上側になる脚の下にしっかりとした厚みの抱き枕を挟み込み、骨盤のねじれを防ぐ。胸元には小さめのクッションを抱え込み、上肢の重みを預ける。さらに背中の後ろに丸めたバスタオルを差し込んでおけば、無意識に完全な仰向けへと転がる動きを自然にブロックできる。身体の各関節にかかる負荷を等分散させるこの立体的なレイアウトこそ、血管の圧迫を防ぎながら深いノンレム睡眠へと導く技術である。