年末の風物詩として長年親しまれてきたTBSテレビでの生放送。昭和の白黒テレビの時代から高画質4K放送に至るまで、レコ大の映像表現は常に時代の最先端を走ってきた。一瞬の表情、緊張で震える指先、涙に濡れた瞳。それらを余すところなく捉えるカメラワークが、数々の人間ドラマを全国のお茶の間に届けてきた。
しかし、近年の視聴スタイルの変化は見逃せない。現在はTVerをはじめとする無料見逃し配信サービスを通じ、スマートフォンやタブレットでリアルタイム視聴や追っかけ再生を楽しむ層が激増している。リアルタイムでTVに向かう層と、移動中やSNSで話題の瞬間をピンポイントで消費する層。メディアの多様化は、レコ大のドラマをより多層的でアクセスしやすい体験へと変貌させている。