体調不良の渦中において、自己判断を誤らないための客観的な選別基準を提示します。自身の状態、あるいは目の前の当事者の状態を以下の条件に照らし合わせてください。
医療機関(外来受診・点滴)を検討すべき人の条件
- 自力で水分が飲めない人:一口飲むだけで激しい吐き気に襲われる、または胃液を何度も吐いてしまう状態。
- 立ちくらみが激しく自力歩行が困難な人:座っているだけでもめまいが続き、血圧が極端に低下している兆候がある。
- 尿が半日以上出ていない人:極度の脱水により腎臓の血流が低下しており、早急な輸液管理が必要。
- 基礎疾患(心臓病・腎臓病・糖尿病)を持つ高齢者:脱水から重篤な全身疾患へとドミノ倒しのように悪化するリスクが極めて高い。
外来受診ではなく「迷わず119番(救急車)」を呼ぶべき危険なサイン
- 呼びかけに明確な反応がない、または意識が朦朧としている
- ろれつが回らない、言動がおかしい、辻褄の合わないことを言う
- 体が異常に熱い(触ると火傷しそうな熱感がある)にもかかわらず、汗が全く出ていない
- 全身または手足がピクピクと痙攣している
上記に1つでも該当する場合、その場はすでに外来受診の段階を越え、命に関わる「熱中症III度」です。自力での移動を試みたり、「少し休めば良くなる」と様子を見たりすることは絶対に避け、即座に救急車を要請してください。