水と緑の都・熊本を象徴する一大スペクタクルといえば、「江津湖花火大会2026」だ。湖面に映り込む色鮮やかなスターマインや尺玉の光景は、息をのむほど幻想的である。約1万発もの花火が次々と打ち上がり、夜空と水面を同時に染め上げた。
公益社団法人熊本県観光連盟の広報などでも推奨された広木地区の鑑賞スポットは大盛況となったが、通な地元民が足を運んだのは湖の南東側に位置する小高い遊歩道だった。水辺の涼風を感じながら遮るものなくパノラマビューを楽しめるこの隠れスポットでは、打ち上げ音の重低音が身体の芯まで心地よく響き渡った。混雑を巧みに避けて夜風に吹かれる贅沢は、熊本の自然が豊かな江津湖ならではの特権と言える。