校門をくぐると、独特の活気が満ちていることに気づく。向陽高校を象徴する言葉が「自主自律」だ。制服の着用義務がなく、私服での登校が認められていることも、その自由な校風を象徴している。しかし、自由には責任が伴う。生徒たちは自ら律し、時間を管理し、自らの行動に責任を持つことを求められる。
行事の運営も、そのほとんどが生徒たちの手に委ねられている。秋に開催される文化祭や体育祭は、企画から予算管理、当日の進行まで生徒主体で行われる。大人顔負けのマネジメント能力を発揮する彼らの姿に、来場した保護者や地域住民は一様に驚かされるという。