免許証を更新する際、暗い個室の機械で設定させられる「4桁の暗証番号2組」を覚えているだろうか。この暗証番号と、券面の12桁の番号を混同している人は非常に多い。
12桁の番号は「公開されている識別子」であり、いわばユーザーIDのようなものだ。一方で、設定した4桁の暗証番号は、ICチップ内の個人情報を保護するための「パスワード」である。暗証番号1は氏名や生年月日などの基本情報の読み取りに、暗証番号2は本籍地や顔写真データの読み取りに使用される。
オンラインのサービスで本人確認を行う際、12桁の免許証番号の入力を求められることがあるが、これはあくまで「番号の記録」のためだ。暗証番号そのものを他人に教えたり、怪しいウェブサイトに入力したりすることは絶対に避けてほしい。IDとパスワードの役割分担を理解することが、セキュリティ対策の基本である。