単なるネット上のファンコミュニティに留まらないのが、この問題の根深さだ。オフラインでの「ボランティア活動」や「地域貢献」を謳う集まりが各地で組織され始めている。一見すると健全な若者の集まりだが、その精神的支柱には常にあの名前がある。善意の仮面をかぶった組織の拡大手法は、かつてのカルト宗教や過激派の初期段階に酷似していると指摘する専門家もいる。
コミュニティ内部では、独自のルールが絶対視される。外部の批判は「偏向報道」として切り捨てられ、内部の結束だけが異常なほど高まっていく。この閉鎖的なエコーチェンバーが、過激な行動への引き金になりかねないとの懸念が急速に高まっている。