カメラが回っていない時の彼女はどのような人物なのか。撮影現場のスタッフから明かされた秘蔵エピソードからは、彼女の愛すべき素顔とプロフェッショナリズムが垣間見える。ある長丁場の夜間ロケにて、冷え込む現場で過酷なシーンを終えた際、彼女は真っ先に裏方スタッフ一人ひとりに温かい飲み物を配り歩いていたという。「誰よりも集中し、誰よりも周囲に気配りをする」と撮影監督は語る。
また、プライベートでは大の読書家であり、撮影の合間には常に古書を手放さないという一面も。役に没頭するあまり、撮影期間中は役柄の口調や歩き方が私生活にまで滲み出てしまうという可憐な癖も、ファンにとってはたまらない秘話だろう。飾らない素顔と圧倒的な表現者としてのギャップこそが、吉原亜美という人物の最大の魅力なのかもしれない。