優秀なラワン合板ですが、無加工のまま使うとトラブルの原因になるデメリットも存在します。後悔しないための前処理とメンテナンス知識を押さえておきましょう。
第1の注意点は、ラワン合板特有の「臭い」です。購入直後の板材から、独特の酸っぱいような木材臭や接着剤の刺激臭を感じることがあります。この臭いは密閉空間に置くと籠もりやすいため、加工前に風通しの良い日陰で2〜3日陰干しするのが効果的です。下地材用途であれば壁内に密閉されますが、クローゼット内部や棚板に使う際は、水性ウレタンニスや木材用シーラーで表面をコーティングすると臭いの揮発を大幅に抑えられます。
第2の注意点は、表面の「毛羽立ち」と「ささくれ」です。広葉樹特有の導管が太いため、切断面や表面に細かいトゲが出やすく、そのまま手で触れるとケガのリスクがあります。角の面取り(糸面取り・丸面取り)を怠らず、後述する入念なサンディング作業を前提として作業を進めることが鉄則です。