ラウンドワン南砂店がこれほどまでに長く語り継がれる最大の理由は、城東エリアにおける随一の「ワンストップ型エンタメ集積度」にありました。当時の施設構成と利用者のリアルな回顧録から、同店が果たしていた役割を検証します。
同店は広大なフロア面積を活かし、最上階のボウリング場をはじめ、最新の体感型ゲームや大量のプッシャーマシンを備えたメダルゲームコーナー、カラオケ、そして首都圏の都市部では希少な「スポッチャ」エリアを完備していました。スポッチャ内ではローラースケート、インドア球技、アーチェリー、セグウェイドリフトなど多彩なアクティビティが楽しめ、雨天時でも1日中体を動かせる貴重な空間として重宝されていたのです。
さらに、同店の利便性を語る上で欠かせないのが「東陽町駅・南砂町駅・錦糸町方面を結ぶ無料送迎シャトルバス」の存在でした。駅から少し距離のあるロードサイド立地でありながら、定期的に巡回するラッピングバスのおかげで、自家用車を持たない中高生や大学生、お酒を楽しむ社会人グループでも気軽にアクセスできる仕組みが整っていました。SNSや地域掲示板上でも、「雨の日の部活帰りに送迎バスに乗ってスポッチャへ直行したのが青春の思い出」「南砂店がなくなってから休日の行き場に困っている」といった当時の体験談が今なお数多く投稿されています。