インターネット上の掲示板やSNSで頻繁に語られるのが、「目黒店でロット崩しを起こすと怒鳴られる」「遅い客は退店させられる」といった過激な噂です。しかし、実際の現場を観察・検証すると、ネット上の言説には著しい誇張が含まれていることが分かります。
「ロット」とは、一度の大釜で茹で上げる麺の単位(目黒店では約5杯分)を指します。5人同時に提供された客がほぼ同タイミングで食べ終え、次の5人が着席して次の麺が茹で上がるというサイクルが繰り返されます。このサイクルを極端に遅らせてしまう行為がロット崩しと呼ばれます。
取材と実態調査から判明した決定的な事実は、「普通にラーメンと向き合って食べている限り、多少食べるのが遅くても店側から怒られることは一切ない」ということです。
トラブルに発展する唯一のパターンは、「着丼後もスマートフォンで動画を見続けたり長文入力をしている」「同伴者とおしゃべりに夢中で箸が止まっている」「明らかにキャパシティを超えた大盛・全マシを注文して残す」といった、店舗側や後続の並び客に対する配慮を欠いた行動です。提供された熱々の丼に集中し、黙々と食べ進める姿勢さえあれば、初心者が過度な恐怖を抱く必要は全くありません。