愛犬との豊かな生活を1日でも長く伸ばすため、今すぐ実践できる具体的なケアとは何か。急速な成長を続けるペットヘルスケア産業では、7歳以上のシニア期に最適化された予防アプローチが次々と提供されている。
ケアの柱となるのは第一に「食事の適正化」だ。7歳を過ぎると基礎代謝が減少するため、高タンパク質かつ低カロリーで、オメガ3脂肪酸や抗酸化物質を豊富に含むフードへの切り替えが欠かせない。第二に「検査の早期化」だ。年に2回への健康診断(ドックドック)の増回、特に早期腎障害マーカーであるSDMA検査や超音波検査を定期的に組み込むことで、無症状の疾患を早期発見できる。
さらに、脳への適度な刺激も見逃せない。散歩コースを日替わりで変化させたり、知育トイを活用したりすることは、認知機能障害の予防にダイレクトに作用する。同時に、フローリングへの滑り止めマット設置や段差の解消など、足腰への負担を減らす住環境の整備も即効性のある手立てとなる。