今大会の組み合わせトーナメント表は、序盤から波乱を予感させる過酷な配置となっていました。全国各連盟から推薦・選抜された出場大学一覧を見渡すと、関東学生女子優勝大会の上位校がシードされる各シード山に、関西・九州の実力校がノーシードから鋭く切り込む過酷な構図が見て取れます。
特に「死のブロック」と称された第2シード枠周辺では、全日本屈指のタレント軍団である法政大学女子剣道部が序盤から猛烈なプレッシャーに晒されました。法政大は、インターハイ個人・団体の上位経験者をずらりと揃え、下馬評では優勝候補筆頭の一角と目されていましたが、準々決勝で関西の雄・立命館大学の粘り強い団体戦術の前に惜敗。個々の有効打突数は拮抗していたものの、時間配分と引き分けの使い方が勝敗の綾となり、わずか本数差で涙を飲む結果となりました。
トーナメントを勝ち上がるうえで不可欠なのは、5人がそれぞれ異なる役割を完璧に遂行する柔軟性です。先鋒・次鋒がいかにチームに勢いをもたらすか、中堅が試合の潮目をどう整えるか、そして副将・大将が重圧の中で確実に勝負を決められるか。各校の監督が繰り出すオーダーの配置転換も、本大会の見どころとして観客の視線を集めました。