自己破産の衝撃から立ち直り、少しずつタレント活動を再開しつつあった時期に起きた妻の急逝は、彼の心身を深く蝕んだ。最愛のパートナーを失った絶望感から気力を失い、元々抱えていた脳梗塞の後遺症や視野狭窄の症状も進行。やがて車椅子での生活を余儀なくされることとなった。
孤独と病魔との闘いとなった晩年だったが、彼の心の中には常に妻への感謝と愛が溢れていた。介護施設で過ごしながらも、リハビリに励む原動力となったのは妻との思い出であり、「もう一度カメラの前に立ちたい」という願いだった。2026年に彼が世を去るまで、その胸の中に生き続けたのは、波乱の時代を共に生き抜いた妻との絆にほかならなかった。