テーブルに運ばれた瞬間に歓声をあげたくなるのが、5センチメートル以上の高さを誇る厚焼きホットケーキの存在感だ。ナイフを入れると、表面の香ばしいサクッとした手応えに続き、内側から温かい湯気とともに驚くほど柔らかい生地が現れる。重力を感じさせない「ふわしゅわ」の口溶けは、一度体験すると忘れられない体験となる。
贅沢に添えられたバターがじんわりと生地の熱で溶け出し、そこへ特製シロップを回しかける瞬間はまさに至福の一刻だ。甘さは極めて上品に抑えられており、生地本来の卵とミルクの濃厚な風味が引き立っている。最後の一口まで重さを感じさせず、すんなりと腹に収まる軽やかさこそが、リピーターを惹きつけて離さない最大の秘密だ。