青物横丁「まこと家」徹底解剖!名物茎わかめと熱狂の真相

青物横丁「まこと家」徹底解剖!名物茎わかめと熱狂の真相

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まこと家を初めて訪れた人が最も驚くのが、丼のビジュアルだ。一般的な家系ラーメンの三種の神器といえば「海苔・チャーシュー・ほうれん草」だが、まこと家のデフォルトトッピングは「海苔・チャーシュー・刻みネギ少々」のみであり、ほうれん草は最初から乗っていない。

この仕様について、長年のファンや関係者の間では「スープの温度低下を防ぎ、水分で骨太な豚骨スープが薄まるのを避けるため」「出汁本来の力強さをストレートに味わってほしいという職人気質の表れ」として語り継がれている。ほうれん草の水気すら嫌うほど、スープの純度に対するこだわりが徹底しているのだ。

そして、この引き算の美学から生まれた最大の代名詞が、トッピングの「茎わかめ」である。

大ぶりにカットされた茎わかめは、一口噛むごとにコリコリ、シャキシャキとした小気味よい歯ごたえを放つ。濃厚でパンチのある豚骨醤油スープと、油膜を張る黄金色の鶏油(チーユ)を程よく絡め取りながら、適度な塩気と磯の風味が油分の重たさを絶妙にリセットしてくれる。この圧倒的なテクスチャーの対比こそが、多くのリピーターを「茎わかめなしでは満足できない」状態へと導く決定的な要因となっている。

林 結菜
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林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。