文字やロゴが入っていなくても、青・白・黒の3色の並びを見ただけで誰しもが特定の製品を思い浮かべる。この圧倒的な認知度は、日本の権利保護の仕組みをも動かした。2017年、特許庁が導入した「色彩のみからなる商標」の第一号として登録された実績は、文房具業界において歴史的な快挙である。
長年にわたって価値を守り続けてきた功績はデザイン界でも高く評価されている。公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」を受賞したことは、単なる事務用品の枠を超え、日本のグラフィックデザイン史に刻まれる文化遺産であることを証明した。プロダクトデザインとしての洗練された美しさは、時代を超越している。