品物を贈らない選択をした場合、「丁寧なお礼状(手紙やハガキ)」の重要性は極めて高くなります。メールやメッセージアプリだけで済ませず、手書きの便りを送ることで誠意がしっかりと伝わります。お祝いをいただいてから1週間以内を目安に投函しましょう。
お礼状に盛り込むべき必須要素は以下の5点です。
- 時候の挨拶
- お祝いに対する感謝の言葉
- いただいたお祝い(お金・品物)の具体的な使い道や近況報告
- 相手の心遣い(お返し不要への配慮)に対する感謝
- 相手の健康や幸福を祈る結びの言葉
以下に、親戚宛てに使える実践的な文面を紹介します。
【例文1:出産祝いで内祝いを辞退された場合】
拝啓
新緑の候、叔父様、叔母様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
このたびは長男の誕生に際し、温かいお祝いをいただき誠にありがとうございました。
お気遣いをいただき「お返しは不要」とのお言葉を頂戴いたしましたので、お言葉に甘えさせていただくことといたしました。温かいお心遣いに心より感謝申し上げます。いただいたお祝いは、今後の子どもの育児用品の準備のために大切に使わせていただきます。
母子ともに健康に過ごしており、毎日元気に声をあげております。ささやかですが赤ちゃんの写真を同封いたしますので、ご覧いただければ幸いです。
季節の変わり目ですので、どうかお体を大切にお過ごしください。略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。 敬具
【例文2:入学祝いに対するお礼状(代筆+子どもの一筆)】
拝啓
うららかな春光の候、皆様におかれましては健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
このたびは、〇〇(子どもの名前)の小学校入学にあたり、温かいお祝いをいただき心より御礼申し上げます。
お心遣いのお言葉に甘え、お返しは控えさせていただきますが、いただいたお祝い金で本人がずっと希望していた学習机を購入させていただきました。新しい机に向かってとても嬉しそうにしております。
本人より拙いながら直筆のメッセージを添えさせていただきます。
落ち着きましたら、ぜひランドセル姿を見せに伺わせてください。皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。 敬具
(子どもの一筆例:「おじちゃん、おばちゃん、かっこいいつくえをありがとう。べんきょうがんばります。〇〇より」)