騒動の発端となったのは、橋本奈々未さんが乃木坂46を卒業し芸能界を引退してから約2ヶ月が経過した2017年4月下旬発売の『週刊文春』(文藝春秋)によるスクープ記事でした。
記事では、当時ソニー・ミュージックエンタテインメントの取締役(現・同社代表取締役社長CEO)を務めていた村松俊亮氏が、橋本さんと東京都内の飲食店で複数回食事を共にし、高級車で彼女の自宅マンションまで送り届けていた様子が写真付きで報じられました。「芸能界引退の裏に大物プロデューサーの影」「専属契約終了後も続く密会」といった扇情的な見出しがつけられ、あたかも両者の間に特別な私的関係やパトロン関係が存在するかのようなニュアンスで流通したのです。
グループのトップアイドルが引退直後にレコード会社の最高幹部と会っていたという構図は、瞬く間にネットニュースやSNSで拡散され、いわゆる「文春砲」としてファンのみならず世間に大きな衝撃を与えました。