札幌市手稲区の前田森林公園を語る上で欠かせないのが、公園の中軸を貫く全長600m・幅15mのカナル(運河)です。展望ラウンジのサンクガーデンから西を望むと、一直線に伸びる水路の両脇を240本を超えるポプラ並木が整然と囲み、その視線の延長線上に標高1,023mの手稲山が堂々と鎮座します。この綿密に計算されたシンメトリーなビスタ(通景線)設計は、日本国内の大規模公園でも類を見ない美しさを誇ります。
「公園というより西洋の宮殿前広場に迷い込んだようだ」という来訪者の声がSNS上でも溢れており、水面に青空とポプラが映り込む無風の午前中は、絶景の撮影スポットとして定着しました。さらに公園全体の半分を占める豊かな樹林地が周囲の喧騒を遮断し、都市部にありながら深い没入感と開放感をもたらしています。