現場で生き生きとした活気を生み出しているのは、組織や地域の緊密な連携にほかならない。「札幌市スポーツ協会」がプロデュースする指導員派遣事業や初心者向け教室は、競技の垣根を低くし、新しい運動習慣を始めるきっかけを提供している。
これに寄り添うように活動を展開しているのが「前田南地区自治振興会」だ。地域住民の声を拾い上げ、季節ごとのスポーツ大会や多世代交流フェスティバルを共催。単なる施設の利用者同士にとどまらない、温かい人間関係のネットワークがここで育まれている。
近隣に住む60代の男性は「一人では続けにくい運動も、ここで仲間と会えるから毎週通える」と笑顔で語る。地域の絆を結び直す場として、体育館の果たす役割は極めて大きい。