かつて日本の朝や風呂上がりを象徴していた瓶入りの乳飲料。その歴史的転換点となったのが、乳業大手による相次ぐ瓶商品の販売終了発表だ。業界を牽引してきた株式会社明治は、長年愛されてきた瓶入り牛乳やコーヒー牛乳の生産・販売を順次終了することを決定。松田克也社長のもとで進められる構造改革の一環として、充填ラインの老朽化や容器回収の非効率さが浮き彫りになった格好だ。
影響は同社だけにとどまらない。雪印メグミルク株式会社や森永乳業株式会社も、プラスチック容器や紙パックへの移行、あるいはラインの集約を加速させている。かつてはどこの銭湯の脱衣所にも置かれていた木箱や専用の自販機は、今や希少価値すら帯び始めているのが現実だ。