近年、形式にとらわれず個人の想いを尊重する手元供養・家具調仏壇を選択する家庭が急速に増えている。骨壺を自宅で美しく保管するミニ骨壺や、遺骨ペンダント、写真立てと一体化したコンパクトな供養台など、選択肢の幅はかつてないほど広がった。
単なる工業製品化の流れとは異なり、ウォールナットやナラといった上質な無垢材に伝統工芸品の塗・箔技術を注ぎ込んだ「温もりのあるデザイン」が支持される傾向が顕著だ。現代の住まいに自然に馴染みながらも、職人の匠の技を確かに感じられる逸品が、遺族の悲しみに寄り添う心の拠り所となっている。