プラットフォームの性質によっても、リスクの現れ方は異なる。
X (旧Twitter) では、公開アカウントのアイコンがタイムライン上に無数に拡散されるため、権利者やファンの目に留まりやすい。DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づくテイクダウン通知が一度届くだけで、アカウントが恒久的に凍結されるケースが多発している。
Instagramでは、プロフィール画面が世界観やブランディングと結びつくため、無断転載画像を使ったアカウントは商業的利用を疑われやすく、権利者からの風当たりが強まる。
一方、LINEは一見すると「家族や友人との閉じたクローズド空間」に見える。しかし、グループトークや公式オープンチャット、タイムライン機能など、不特定多数にアイコンが表示される領域が広がっており、法的には公然性を帯びた空間とみなされる。CDジャケットの画像や歌詞のキャプチャを切り取って設定する行為も、日本音楽著作権協会 (JASRAC) やレコード会社が管理する権利を侵害する典型例だ。
フリー素材サイトの画像であっても、クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)のライセンス条項(表示義務、非営利限定、改変禁止など)を遵守していなければ、ライセンス違反として著作権侵害が成立する点を見落としてはならない。