ネット上の掲示板やSNSでは、県大会のシード順や選考に関して事実無根の憶測が飛び交うケースが少なくありません。とりわけ代表決定戦を巡るルールや選手起用については、客観的な理解が不可欠です。
最も多い誤解が、「強豪校のレギュラーは県外出身のスカウト選手ばかりで占められている」という言説です。確かに昌平など一部の私立校には他県から集まる選手も存在しますが、その割合は全体の2割未満に過ぎません。大半は埼玉県内のジュニアクラブや中学校で腕を磨いた地元出身者であり、県内ジュニア育成機関との緻密なリレーションシップによってスカウティングが成り立っています。
また、埼玉県高校ソフトテニス選考基準と理由に関する透明性への疑問も頻繁に議論されます。国民スポーツ大会(旧国体)の代表選考やハイスクールジャパンカップの派遣において、「特定校の選手が優遇されているのではないか」という声が上がることがあります。しかし、埼玉県高体連ソフトテニス専門部の規程は明確です。春季大会、関東予選、インハイ予選におけるポイント制が厳格に適用され、直近の対戦直接対決の結果が数値化されて選考委員会に諮られます。埼玉県高校ソフトテニス歴代優勝校の系譜を紐解いても、恣意的な選考ではなく、トーナメントのポイント蓄積を勝ち取ったペアが正当に県代表の座を射止めています。